ゴルフは昨年から国民体育大会(国体)の正式種目として採用され、その初めての開催県は熊本県でした。JGA前会長の細川さんも熊本県のお殿さま。熊本県はゴルフがとても盛んと聞き、ダメもとで良いからと、熊本県ゴルフ協会に九州で始めての盲人ゴルフ大会開催に協力してくれないかと話をもちかけました。
その結果、熊本県ゴルフ協会には快く引き受けていただけたのですが、ゴルフをしてみようという肝心の地元の視覚障害者が集まりません。
目が見えなくなって困っている視覚障害者の社会参加の一助に盲人ゴルフを役立ててもらいたい。この考えは今でも変わらないVIGの活動理念ですが、ほとんどの失明者の家庭では、目が見えない家族の世話に翻弄されているのが現状です。日本では失明して治療が終わり、病院を出ても、それからどうしたら良いかという情報の提供がまったくないといっても過言ではありません。
そのためか、九州地域の盲人福祉関係団体やリハビリの施設にも、盲人ゴルフ大会への参加を呼びかけたのですが、ほとんど集まりませんでした。失明したばかりの人たちは、ゴルフをしたくても、目が見えないことに適応するのに手一杯なのが現状なのです。
また、大会開催に当たって地元の援助を求めても、昨年ハートフル熊本大会(全国身体障害者スポーツ大会)が開催された直後であり、スポンサーも思うように集まりませんでした。