こころにそよ風


 

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コラム「こころにそよ風」

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■耳で聴くゴルフ(1) (2001/8/30)

夏休みになると、家内の実家のあるアメリカ・オハイオ州クリーブランドに滞在するのが、ここ数年の家族の恒例であることは以前のコラムの中でもお話しました。

さて、アメリカPGAツアーも4大メジャーとワールドシリーズNEC招待が終わるとほとんどの選手がオフに入ることは、あまり日本では知られていないようです。日本では9月からの秋のゴルフツアーにほとんどの大きな試合が集まっているからかも知れません。

このアメリカのツアーのしめくくりであるワールドシリーズNEC招待は、家内の実家のクリーブランドから車で1時間ほどで行けるアクロンのファイヤーストーンカントリークラブで開催されます。

幸いなことに昨年から、私はジョンと一緒にこのワールドシリーズNEC招待を観戦に行けるようになりました。もっとも目の見えない私にとっては観戦というよりは、耳で聴く感戦(かんせん)であります。

今年は11歳になった息子の健二を初めて連れて行くことになりました。「タイガーをすぐそばで見れるよ」という誘い文句にひかれて来た健二でありましたが、タイガー以外の選手には興味がなく、ほとんどゴルフ場の芝生の上に座ってゲームボーイをやっている始末でしたが、これを機会に少しでもゴルフに興味を示してくれればと思う親バカでした。

当日は1番ホールのティーグラウンドから150ヤードほどのところに、家から持ちこんだ折りたたみの椅子にこしかけて定点観戦と決め込んだ私たちでした。球の飛んでいく様子がわからない私にとって、ジョンの解説と観衆のどよめきが手がかりです。

息子が初めてタイガーのドライバーショットを見た時の驚きのさまも、私には新鮮なものでした。「お父さん、すごいよ、タイガー。他の選手より50ヤードも先に落ちて来たよ。球も速すぎて見えないんだから。」

確かに1番ホールのティーショットは、他の選手が240〜260ヤードの飛距離なのに対し、タイガーは300ヤードを越えているのですから、息子の驚きも不思議ではありません。

 


(C)1998-2003 Visually Impaired Golfers of Japan, Michio Ito, Manabu **Springwater** Shimizu
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