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このページでは、盲人ゴルフを実際に見た、一緒にプレーした、ボランティアをした、という晴眼者の方々の生の声をお伝えします。雑誌掲載記事はそれぞれ許可を得て転載しております。掲載したいレポートなどありましたらこちらまでメールをいただけると幸いです。


■第8回盲人ゴルフ大会(MARUO KOUJIさん)

旅行をした後はいつも、印象に残ったことを旅行記に書いていたが、今回は、ボランティア精神旺盛なうちのワイフと共に参加した、9/23、24に行われた盲人ゴルフ大会の様子、印象などを書こうとパソコンに向かった。

この大会は盲導犬協会が主催する盲人ゴルファーの祭典で、御殿場の富士平原ゴルフクラブで毎年行われている。小生も今年で3回目の参加だったが、いつもながらの和やかな雰囲気に感激を新たにした。

視力を失った人達がゴルフをどうやってやるのかと人から良く質問されるが、盲人にとってゴルフは一番取り組みやすいスポーツの1つだ。同行する我々のようなゴルフパートナーがクラブにボールをセットし、打球の方向、距離、ショット時の注意事項などをアドバイスして、ゴルファーとパートナーが一心同体となって進行するという仕組みだ。今回の大会ではプロゴルファー、キャディー、スコアラー、それにパートナーがお供した。ナイスショットが出ると皆が拍手喝采。自分がナイスショットをした時よりも嬉しいのは不思議だ。

今大会には全国から60名の盲人選手が参加し、彼らをサポートする無料奉仕のボランティアが、なんと300名も参加した。この他に晴眼者のチャリティゴルファー130名がプレーするという大所帯だった。ボランティアの中には男子プロ20名、女子プロ10名も加わり、各組に付き、打つ毎に親切に指導してもらった。又特設会場では、希望者を対象に女子プロによるワンポイントレッスン会、他にも鈴木弘一プロによる公開レッスンなど、多彩なアトラクションも見ものだった。

帝国ホテルでも食べられないような素晴らしいバイキングとビールで喉を潤しながら、歓談する中で行われた賞品授与式には、ミズノ、日本ダンロップ、サッポロビール、花王、電通など、30社に及ぶ企業からの賞品協賛もあり、豪華な賞品が勢揃いした。思わぬ豪華な賞品を手にして、拍手と歓喜の渦があちこちに巻き起こり、興奮の場と化したのも印象的であった。

次に話題をいくつか紹介したい。

1) AGE HOLE

この言葉ご存じですか? 御年72歳の盲人の方で新潟の菅井さんは今年6月、太陽が昇ると同時にスタートし、最後の2、3ホールは日没、照明をつけたホールで、お年と同じ72ホールを15時間をかけて廻り遂げ、TV局も後も追いかけたそうだ。AGE SHOOTも難しいが、これも至難の業ではない。しかも失明されたお年寄りとあっては……。

2) 今大会に四国高松市から駆けつけた女子プロ

美人でほっそりとした体格でとてもプロとは思えず、どこかのお嬢さんと見えた。四国でも盲人にゴルフを通じてその喜びを知ってもらい、ゴルフの会を作りたいが、どうしたら良いかアドバイスを受けたいということで、今大会の噂を聞いてわざわざ四国から駆けつけたそうだ。

第2の広島の枝広女子プロ(注:枝広プロは私財をなげうって盲人ゴルファーの育成に力を入れている人)をめざして頑張ってもらいたいものだ。

せちがらい、この世の中で、こういう美談は良いものですね。

3) 神奈川盲人ゴルフの現状

3年前、神奈川県でも盲人ゴルフの会を作ろうと、小生を含め数人で活動を開始した。3年たった現在は盲人の選手30名、パートナーも30数名と大軍団に成長した。横須賀地区にも支部ができて、ますます活発に活動しており隔世の感がある。今大会にも20名の選手と同数のパートナーを送り込み他県を羨ましがらせたものだ。

パートナーは女子大生、家庭の主婦、高校の先生、現役のサラリーマン、企業経営者、それに一番数の多いのがゴルフ好きの元サラリーマン。現役を退き、時間的余裕もできたので、ボランティアとして障害者の支援ができればと集まった、心豊かな人達ばかりだ。日本コロンビア、東芝、モービル石油、東京都庁、神戸製鋼、中外製薬など、一流企業の卒業生の集まりで、定期的にこれらの人達とコンペをやり親睦を深めている。

4) パートナー会の会長Wさん

今年50歳。仕事は奥さんと2人で自動販売機を商店の軒先などに置いてもらい、ジュースなどの販売で多忙を極めている。「私の仕事は10円、20円の世界」と言っている。超多忙な中で、ゴルフパートナー会の会長職以外に「ママさんバレーホール」の監督、PTAの会長などのボランティア的仕事を多く持って、生き甲斐を見い出している。スポーツではゴルフはシングルである他、バレーボール、冬はスキー、スケート、学生時代はテニス、スキーで藤沢市代表になるほどの万能スポーツマンだ。

資産家だが贅沢もせず「10円、20円の世界」で理想的な生活をされている。こういう人こそ「人生の達人」。こういう立派な人は少ないのではないでしょうか。

5) Yさんご夫妻

ご主人は会社の役員でゴルフはシングル。奥さんは毎週ゴルフ教室に通っていて、女子プロを思わせる様なほれぼれとするようなきれいなゴルフのフォームで、パートナー会のコンペでも優勝もしている。愛犬をのせた愛車で、ご夫妻で定例のゴルフ練習会に駆けつけてくれる。

ご夫妻で毎週ゴルフに行かれるそうだが、この奥さんは一方で平塚にあるホスピスでボランティアをされている。癌などでホスピスに入られる人の平均入院期間は29日だそうだ。遺言を書いたり、宣教師の話を聞いたりしながら死を待つ人達のお世話をしているそうで、心の豊かさには胸を打たれる思いです。

このほど老人介護士の試験を2回にわたり挑戦したが失敗し、代わりに「手話」の講習を受けて社会に貢献したいと言っておられた。理想的な羨ましいご夫妻だ。

6) 盲人のAさん

昭和29年生まれで、現在病院に勤務されながらゴルフを楽しんでいる。目は不自由だが、明るく、礼儀正しく、いつも感謝の気持ちを持っている愛すべき好青年だ。

過日伊豆下田にゴルフを楽しんだ時、奥さんとお嬢さんにお目にかかった。話には聞いてはいたのだが、小学校6年生のお嬢さんは小さいときに脳性麻痺で車椅子生活。奥さんは車椅子にお嬢さんを乗せて学校の送り迎えをしているそうで大変ご苦労されている。Aさんは「娘は性格が明るく、それが何よりのたまもの」と言っているが、お気の毒だなぁと強く心を打たれた。こういう人の何か力になってあげられないものだろうか。ただ、強く生きてもらいたいと願うばかりだ。

7) 盲人のCさん

昭和34年生まれのCさん、現在盲学校の職員として勤務しながらブラインドゴルフを楽しんでいる。職場では音声ソフトでパソコンを自由に駆使し、仕事をしているそうだ。

学生時代は野球の選手として活躍していたそうだが、目の異常をうったえた時、医者から将来失明の恐れがあると予告された。その後じょじょに悪化し、4〜5年前までは新聞の見出しぐらいは何とか読めたのだが、ついに全く見えなくなってしまった。東京の弟さんも同じ経過をたどり、兄弟そろって失明した。

Cさんは相模湖近くの武田信玄の流れをくんだ由緒ある名門の出身だ。失明の原因について医者の話では、何代か前、200年か300年前かもしれないが、近親結婚をしたのではなかろうかと言われたそうだ。そうだとすれば、本人には何の罪もなく、祖先の不注意によって生まれた悲劇で、何とも気の毒な限りである。何か手だてを尽くして目が見えるようにならないものだろうか?

このCさん、盲人ゴルフ大会で1年前に一緒にプレーした広島の人と、偶然にも同じテーブルで食事をとっていた。お互いに誰か判らない筈だが、話し声を聞いて「○○さんではありませんか」と声を掛け、1年ぶりの再会を喜び合った。1年前に聞いた声も判別できるという超能力の持ち主だ。Cさんに「声を聞いて何人ぐらいの人がわかりますか?」と聞いたところ「職場、ゴルフ関係、その他で合わせて200人位です。ただ、女性の電話はよそゆきの声を出すので判別が難しいです」と言われたのには驚きだった。

小生のように、相手の顔を見て話をしても名前を思い出せず、イライラするのとでは、えらい違いだなあと思う今日この頃です。


シドニーオリンピックは7万人のボランティアに支えられたと聞く。オーストラリアではボランティア活動が盛んで、多くの希望者の中から抽選で7万人にしぼられたそうだ。社会に貢献したいという人が多い、豊かな社会だ。日本も三宅島の災害、遠くは阪神大震災にボランティアが活躍したと聞いているが、早く欧米先進国なみになればと願っている。

リタイア後、色々な人と接する機会ができて良かったなあと思っいる次第。

■笑顔は同じ(清水 学)

私が視覚障害者のゴルフを知ったのは、もうかれこれ4年も前になります。その頃、パソコン通信Peopleにおいてオン・ザ・グリーンを開設した私は、自分の勉強も兼ねてさまざまなネットワークでゴルフ情報を追いかけていました。

そうした中で、とあるネットワークで視覚障害者がゴルフをしているという記事を読んだのです。えっ?視覚に障害がある方がどうやってゴルフをするんだ?というのがまず第一印象でした。そしてその記事を書いている方が実際に視覚障害者であったことにさらに驚きました。これは自分の勉強不足以外の何物でもないのですが、視覚障害者がコンピュータネットワークを利用しているとはまったく思っていなかったのです。

とにかく一度見てみたい。見てみないことにはわからないことが多すぎる。そもそも視覚障害者と話をしたことすらない。これから先のネットワーク活動において、これを見ることは絶対に必要なことである。私はそう感じました。

そして、ハイランドセンターのミニコースでゴルフ大会が行われるということで、さっそく拝見させていただくことになりました。ここはショートホール7つというコースです。それぞれのホール自体は短いですが、池越えがあったり、左右が狭かったり、さまざまな罠が待ちかまえています。なかなかスリリングなゴルフだったと記憶しています。

帯同キャディとまさに一心同体になって初めてゴルフが成立します。方向性、距離感が最大のポイントです。私はその正確さに驚きました。特にグリーン上での距離感はすごかった。聞いた通りの距離にぴたっと合わせるんです。

盲人ゴルフと晴眼者のゴルフの違いは一点だけ。バンカーでソールしていいことです。この日私が感じたのは、バンカーが最大の罠なんだということです。バンカーに入れた時、晴眼者はあごの高さや残りの距離、ライの状態などを見てどうリカバーするかを判断しますよね。盲人ゴルフの場合、この状況をどう伝達するか、どう伝達できるかにかかってきます。そしてこのバンカーからの脱出、これこそが盲人ゴルフ、つまり盲人ゴルファーと帯同キャディの腕の見せ所であり、2人で1人というゴルフなんだと感じました。

この大会でさまざまな視覚障害ゴルファーを拝見しましたが、カップインした時の笑顔は、普通のゴルファーとなんら変わりませんでした。また、オーダーで作ったクラブがネーム入りなの、と周りの人に話していた視覚障害者の女性のうれしそうな笑顔。これらを見た時、障害者、健常者、老若男女、誰もが同じフィールドでプレーし、同じ喜びを感じられるゴルフのすばらしさを再確認させられた気がしました。

その後月日は流れ、これまでさまざまな活動をネットワーク上でしてきたわけですが、盲人ゴルフを知ることができたこと、中島常幸プロと知り合えたこと、さらに中島プロにも盲人ゴルフに協力していただけるようになったことは、私の活動の中でも最大級のできごとであり、ネットワーク上でのトラブルや会議室がうまく動かなかった時、発言がなくもうやめようかなと思った時などに、これらのことは心の中で大きな励みや支えになってきました。

私がこのホームページを作成するお手伝いができたことは、いまの私にできるせめてもの恩返しであり、また、それをたいへんうれしく感じています。

■第1回全国視覚障害者ゴルフ大会(高良 理さん)

12月1日(月)に開催された第1回全国視覚障害者ゴルフ大会にボランティアとして参加してきました。

当パーティーでボランティアを募集していたので応募したものです。

場所は福島県いわき市の五浦庭園カントリークラブ。そう、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、中島プロの実弟篤さんが経営されているゴルフ場です。今回も中島プロと篤社長の多大なご協力で場所をご提供いただいたそうです(表彰式兼パーティーにはプロと社長もご列席でした)。

参加者(プレーヤー)は41名。新ペリア方式に全盲〜弱視までの障害の程度を考慮したハンディによるストローク戦でした。

健常者のゴルフとの違いは、「バンカー内でソールしても良いこと」と「パートナーが付く」という2点だけで、あとは全く同じです。

パートナーの役割は、プレーヤーをコース内で連れて歩くこと、コースの状況を把握してプレーヤーに適切なアドバイスを与えること、スコアを付けること、です。

私は九州から参加された弱視のプレーヤーのパートナーを務めました。周りがぼんやりとは見えるらしいので、一人で歩くことはできますが、文字はもちろん、正面にいる人の顔の表情も見えない、5メートル以上離れた部分は霧の中、という視力をお持ちの方でした。

前日の練習で彼の癖を把握し、当日はひたすら走りまわって距離を歩測したり、ハザードの位置を正確に確認したり、パッティングのラインを読んだりと、まさに自分自身がプレーするときよりも真剣に情報収集につとめました。

41人の参加者で、ベストグロスはなんと92!

私がパートナーを務めた方は99で回ってネットで準優勝となりました。

ドラコンも飛距離は268ヤード! 余計なハザードなどが目に入らない分思い切って振れるんだそうです。

一番驚いたのは、アプローチやパターの距離感です。10ヤードなら10ヤード、20ヤードなら20ヤード。何回打ってもほぼ同じ距離だけ打てます。もちろんプロではないので左右のぶれやミスショットはありますが、キチンと打てたときの距離感は驚くほど正確です。

ということは、パートナーの距離判断の善し悪しがプレーヤーのスコアに直結しますので、距離の測定は本当に慎重にやりました。

プレー前にプレーヤーの方から「『25ヤードぐらい』なんて絶対言わんといてくれ。たとえそれが間違えでもいいから、『25ヤードです。』と言い切ってくれ。」と言われました。「パートナーの迷いはプレーヤーの迷いになるから、パートナーが迷ったときは絶対良い結果にならない。」のだそうです。

最後に「また機会があったらパートナーやってや!」と九州弁で言われたときは本当に嬉しかったです。

視覚障害者の方でもゴルフをやられる方はたくさんおられます。ただ、自分一人だけでコースに出たり練習したりするのは難しいので、どうしてもパートナーの援助が必要です。そのパートナーをやってくれるボランティアの人がなかなか見つからないために視覚障害者の方がゴルフをする機会が制限されているというのが実状だそうです。

いくつかの基本的な点だけを押さえればパートナーをすること自体はそれほど難しいことではありません。もし少しでも興味があったら是非VIG(日本視覚障害ゴルファーズ協会)にお問い合わせください。

また、パートナーを務めるだけでも自分自身のゴルフの勉強にもなりますよ!

■ラウンドして感じたこと(市原雅宏さん)

私は江南バードレイクで行われたオン・ザ・グリーンのコンペ“アニバ1”で伊藤さんとご一緒させていただきました。その時はTFCの時と同様、花形さんがプレーイングキャディとして参加してらっしゃいました。

最初に感心してしまったのは練習グリーンでの練習風景です。伊藤さんが適当な強さで打ったものを、花形さんが手を引っ張ってボールのところまで伊藤さんを連れていきます。で、何歩歩いたかをチェックし、「これが何歩の距離だ」という具合に距離感を覚えさせるのですね。

そういったことをしばらくやったあと、今度はグリーンの外からパターで打っていたような記憶があります。私たちだとアイアンでアプローチする距離でも安全にプレーするためにパターで打つことが多いのでその練習もしていたんだと思います。

最初にそれに感心しました。

あとはラウンドの話しですが、帯同キャディの方は大変だなぁ、というのが一番印象に残っています。花形さんは自分のプレーもしながら伊藤さんの手を引っ張って歩いていかなければならず、キャディをしながら自分もプレーというのはとっても大変そうでした。

特に花形さんが打った打球と伊藤さんの打った打球が別の方向に飛んでしまった時が大変でした。違う方向といっても両方がフェアウエーなら問題ないのですが、二人が左右の林に入れてしまったような状況が大変なのです。この時もこのような状況が何回かありましたが、私も2、3ホールですが、お手伝いさせていただいた記憶があります。

手伝ったと言っても、キャディの仕事じゃなく、伊藤さんの手を引いてボールの位置まで歩いたというだけですけども。キャディの仕事はさすがにできませんでした。キャディは熟練が必要そうなので経験のある方じゃないと無理だろうなぁ、と思いました。

こういうような状況は必ず発生すると思うので、キャディはできないまでも、一緒にまわっている方がその都度サポートできる状況にあるようなればいいなぁ、と思ったものです。

■ゴルフが好きという共通項が初参加の緊張をほぐしてくれた(河村英弘さん)

昨年12月福島県いわき市で第1回全国視覚障害者ゴルフ大会が開催された。ゴルフ歴は16年という河村さんはこの大会のゴルフパートナーとして初めて参加した。ゴルフパートナーとは視覚に障害がある人と共にコースを回り、スタンスの方向、距離などをアドバイスする人のこと。

「最初は目の不自由な人にゴルフができるのかなと思いました。ところが大会前の練習会に参加してビックリしました。皆さん相当熱心に取り組んでいらっしゃる。自慢の道具を見せてくれたり、外国でプレーしてきた時の話をしてくれたり、すごく楽しそうなのです。」彼らのゴルフへの熱意、そして他ならず『ゴルフが好きという共通項が河村さんの緊張をほぐしてくれた。』

大会ではVIG日本視覚障害ゴルファーズ協会の理事をつとめる伊藤道夫さんのパートナーに。「パートナーといってもまるで自分がプレーしているような感覚になるのです。伊藤さんも僕もいいショットを出したい、スコアを上げたいと思っていることは同じ。、一心同体とでもいうのでしょうか。」ゴルフはメンタルな部分の影響が大きいスポーツだけにいいショットが出ないとカットなってしまうもの、パートナーとしてこんな時にどうフォローするかが大切だと実感したという。狙い通りの当たりが出るか出ないかで気持ちが大きく左右されるのは、プレーヤーもパートナーも同じ。見える見えないは関係ないですね。

河村さんはゴルフはいつ始めても訓練によって上達できる数少ないスポーツだという。そして今後もゴルフをやっていくうえでゴルフパートナーというボランティアに出会えたことを大いに喜んでいる。

「パートナーをやってみたいという人はぜひ経験してほしいです。ゴルフが大好きでゴルフに真剣な人ならOKです。プレーヤーもパートナーも上手い下手より取り組み姿勢の問題ですから。」

(「ケイコとマナブ」3月号より転載)

■コースは山あり谷あり、人生を共に歩んでいるようなもの(花形真一さん)

6年ほど前花形さんはゴルフ練習場である視覚に障害をもった人と出会った。熱心に練習にはげむ姿を見て、すごいな本当にゴルフが好きなんだと思って声をかけてみた。グループを組んで河川敷でも練習しているときいて花形さんも仲間に加わることに、以来ゴルフパートナーとして一緒にゴルフコースを回ったり、練習時にアドバイスをおこなうなど彼らをサポートする活動が始まった。キャディーの経験をいかして何かお手伝いできないかなと思ったのです。丁度自分にむいていて楽しみながらできるボランティアはないかと考えていたところでした。ですから彼らと出会った時の運命的なものを感じます。

長いパット、ボールがカップに近づくまでの沈黙の時、そしてカランカランという音、目が見えないプレーヤーにとってカップインのこの音をきいた瞬間ほど嬉しい一瞬はありません。抱き合って喜んでしまいます。

確かにつらい時もあるという。何度打っても池に飛び込んでしまい、プレーヤーに花形さんがちゃんと距離や方向を教えてくれないからだといわれた。ここで私がおこってしまったらプレーは続きません。プレーヤーはちょっとあせっているだけ、じっとこらえてアドバイスすれば必ず通じます。お互いに信頼していますから。

昨年12月花形さんらVIG日本視覚障害ゴルファーズ協会の主催で初の全国視覚障害者ゴルフ大会が開催された。花形さんは全国大会を開催することを大きな意味があると熱っぽく語る「病気や事故で視力を失って生きる希望をなくしたり、閉じこもりがちだった人がゴルフの楽しさを知り、果ては全国大会に出ることが大きな目標になるんです。そして1ラウンドを共に回るのは人生を一緒に歩むのと同じ。コースは文字どおり山あり谷ありで思ったようにはいきません。一緒にいかに乗り越えるかがコルフパートナーの面白さなのです。」とも。

(「仕事の教室」3月号より転載)

 


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